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かぼちゃの思い出 - 3

小学校低学年の頃アスパラガスが植えられていた畑は、その後カボチャ畑にかわりました。
野球ごっこで打ったボールがカボチャ畑に入ってしまうと、見つけるのが大変でした!

かぼちゃの思い出 - 2

「じっくり観察して描く」初体験はカボチャでした。
 クレヨンで、初めての「混色」がすごく楽しかった!
「深く」楽しむ感覚でした。

だから二年生の秋、先生がまたカボチャを持って教室に来たとき、
「やったー!」
と喜び、さらに熱心に描きました。

ただ「シンデレラ」の絵本に出てくるカボチャと違うのはなぜだろうと思いました。
西洋カボチャと日本カボチャは違うと知ったのは、ずっと後のことです。

かぼちゃの思い出 - 1

産まれて初めてついたあだ名が「かぼちゃ」でした。
言い出しっぺは、たぶん母。でも、もしかしたら、ばあちゃんかも。
「頭に何が詰まっているのかと思うほど、おまえは重かった」と、よく言われました。
「抱っこすると腕が痛くなるほど」重かったそうです。
だから、あだ名のフルネームは「かぼちゃあたま」だったと思われます。

アリババ

ごっこ遊びは大好きだったのに、学芸会は苦手でした。

人前で歌ったり踊ったりするのも、練習するのさえも恥ずかしかった。

とくに踊りがいやで、幕が上がる前には決まってお腹が痛くなりました。


でも、5年生の学芸会でわたしは、自分を変えようと決意しました。

歌でも劇でも活躍していた友だちが転校し、その穴をうめなければ!と思ったのです。

初めて大きな声で歌いました。

オペレッタではアラビアンナイトのアリババ役をがんばりました。

四股をふむような振り付けだけは、どうしても恥ずかしくてできなかったけど、

去年までの演技と比べれば、格段の進歩。


オペレッタはその後、近隣校との交流会でも発表する機会がありました。

二回目だし、学芸会ほど緊張しませんでした。

舞台の袖で、あたまに巻いたターバンがきちんとなっているか確かめてから、よしっと

踊りながら舞台中央へ出ていったとき、会場から、

「これがアリババだよ!」

という声が聞こえてきました。

うちの学校の低学年が、なかよくなった他校の子に教えているのでしょう。

以前なら、注目されてカチコチになったかも…。

でもこのときは、うれしくて、その子達にむかって

「見ててね、がんばるよ」と思えたのです。


きんたろう

目に入ったら痛いので、シャンプーが大きらいでした。

もちろんシャワーもシャンプーハットもなく、桶でお湯をかけられるのもいやでした。

そんなわけで、小学3年生まで短髪。


自分でシャンプーして、頭からざぶーっとかぶれるようになったときに、

髪をのばしていいよと母からお許しが出ました。

わーい!初めて髪をのばして、ちょこっと結んだりして。


5年生では、念願のおかっぱスタイルに。

きんたろうに似てると友だちに言われ、そうだなーと思いました。

そして、とても気に入っていました。


ホタル

2年生だったかの夏休み、家族で出かけた夜宮の帰り道、ホタルを2匹捕まえました。

手の中でぽーぽーと光るホタル。体は小さいけど、光は大きく見えました。


家に持ち帰り、入れた虫かごは、網戸用の青い網で作った母のお手製。

「ホタルの光を見ながら寝るって、すてきじゃない?」

母がロマンティックなことを言って、虫かごを天井から吊してくれました。

わたしと弟はさっさとパジャマに着替え、電気を消して、布団に入りました。


ぽー、ぽー、ぽー…とひかる2匹のホタルの光を眺めながら、

「きれいだね。」

「うん。」


ぽー、ぽー、ぽー…。

「きれいだから、目ぇつぶるのもったいないね。」

「うん。」


ぽー、  ぽー。   ぽー。     ぽー。       ぽー…。

なんだか、2つの光が離れていく気がしました。

虫かごは、こんなに大きかったっけ?


ぽー☆→↑☆→↓ぽ~∇∩〝ぽー"Ll/☆↓↑→↑ぽー→↑!!!

「わあ!!」

「おかあさーん!ホタルが逃げたー!!」


もう、ロマンティックに寝るどころではありませんでした。

モーメント - 2

大学でも、体育実技の時間に鉄棒の練習をしました。

「やー、寝坊したから慌てて顔洗って、走ってきた-。」

「わかるよー、トレーナーの襟のとこ、ぬれてるもん。」

「はははー。」

などとおしゃべりしながら、和気藹々のグループで楽しく練習できました。

が、腕立て後ろ回りはとてもとても怖くてだめです。できません。

足かけ上がりも、頭ではわかりましたが、何度やってもできませんでした。


さて、その後わたしは小学校教員になりました。

そして、体育で鉄棒を教える時間となりました。


腕立て前回り下りや逆上がりなどのあと、次は足かけ上がりの練習です。

「センセイできないから、やり方だけ説明するね-。見ててよ-。

 こうやって足をかけて-、こっちの足を伸ばして振るー。

 いーち、にーの、さーんでぇー…」

と、足を振りながら、

「腕を曲げて身体を引き寄せて…」と説明しようとした瞬間、

するっ

と足かけ上がりができちゃいました。そして、

「先生-、できるんでしょー!」

「よかったねー!」

と、子ども達にほめられ、拍手されました。


モーメント - 1

鉄棒は好きでしたが、とくいではありませんでした。

逆上がりができませんでした。練習しても、一度もできたことはなく、

できるのはタコ。二、三回で腕は疲れるので、ますますできなくなるばかり。

でも、逆上がりの練習中に偶然できた「サル回り」はうれしい収穫でした。


中学校でも体育で鉄棒の授業がありました。

やっぱり逆上がりはできませんでした。

同じくできてなかったMちゃんと、

「できるようになりたいねー。」

と意気投合し、放課後ふたりで自主練習することに。


さて、放課後。ふたりはジャージに着替えてグラウンドの北側へ。

すでに始まってる部活の練習をぼんやり眺め、

「今まで何度練習してもできたことないんだよねー。」

「そうなのさ-。」

などと一頻りおしゃべりしてから、おもむろに鉄棒に向き合いました。


「コツはね、わかってんだよ。」

と、説明し始めるわたし。

「こうして握って、地面を蹴って、その瞬間ぐっと身体を引き寄せて…。」


…くるっ

「あれっ?!」 

その瞬間、逆上がりができちゃいました。

「えぇー?!」

と、Mちゃんが言いました。




おてつだい - 1

小学校までは、歩いて40分くらい。

牧場や牧草畑、デントコーン畑、ビート畑などを見ながら毎日、通っていました。


友だちのおうちは農家が多く、お手伝いを沢山しているようでした。

「夏休みのお手伝いは、牛舎のきつはきです。」

「きのう、ぼくは、はさかけの手伝いをして疲れました。」

などと聞いても、私にはよくわからなかったのですが、

(いいなー。かっこいいな-。)

と、いつも憧れていました。

私のお手伝いは「玄関のはきそうじ」や「箸をならべること」。

私のとは違う専門的な響きがかっこよくって、羨ましかったのです。

それに「日曜日にお手伝いで疲れる」なんて、

さらに「朝、牛舎のしごとをしてから学校に来る」だなんて、

大人みたいでほんとにかっこよくて、羨ましかった。


だから、私も母の「仕事」のお手伝いがしたいと言いました。

うちは地域の診療所で、母は看護師。

さっそく、洗濯した包帯を巻いたり、油紙を切ったりさせてもらいましたが

すぐ終わってしまって、ぜんぜん疲れなくてがっかり。

うちはつまんないなーと思いました。


でも大好きだったのは、処置室の洗面台磨き。母の許可を得て頻繁にやりました。

白い陶器製のふたつの洗面台を、たっぷり時間をかけて磨きます。

石鹸をもこもこ泡立てて、手で撫でながら磨くのが気持ちよかったのです。

ほとんど遊びでした。


当時の注射器はガラス製で、煮沸消毒をして使っていました。

大小さまざまな注射器や、なぜかひとつだけあった群青色のピストン。

母が煮沸消毒器から取り出してバットに並べるのを、よく傍らで見ていたのですが、

ちょっと大きくなってからは、その仕事を手伝わせてもらいました。

煮沸器の様子を見たり、火を止めたり、注射器をバットに取り出したりしました。

そして、母が家事で忙しそうなとき、

「おかあさーん、注射器あげとくよー。」

なーんて言って、注射器挟みで丁寧に取り出しながら、私は役に立ってる気がしました。

(少しかっこいいかなー。)

とも、思いました。



かくれんぼ -3

かくれんぼのいちばん古い記憶は、4歳の6月頃です。


何をすればよいか分からなかったので、私はただぼーっとしていました。

そしたら1つ年上の子が来て、手を引いて連れて行ってくれたのが、苺の木の陰でした。

苺の木というものを初めて見ましたし、実の形も初めて見るものでした。


図鑑やネットで調べると「にがいちご」が似ていますが、詳しくは分かりません。

葉がもみじに似ていたので、ずっと「もみじいちご」かと思っていたのですが、

調べた限りでは、もみじいちごの実は黄色いということです。


話をもどします。

その苺の実は赤くてつぶつぶで、味はうすく、やわらかい食感でした。

美味しいというより、とにかく楽しい味でした。

友だちと一緒に、その実をむしゃむしゃ食べながらずっと隠れていたのです。


両親の仕事の関係で、ひっこしが多かったため、私はさみしかったと思います。

それは8番目の家でむかえた初夏でした。

たぶん、初めてのかくれんぼでした。


(いいところへひっこしてきた!!)

と、わたしのこころは、めちゃくちゃ踊りまくったのでした。





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番 台

ささきゆうこ

Author:ささきゆうこ

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